設計事務所やゼネコンじゃなくても合格できた一級建築士のブログ

奇跡的に取得できた一級建築士の資格について、合格までの軌跡を記録し、自分と同じ境遇の方に参考にしてもらえたらと思いはじめました。

試験に対するモチベーション維持

私はブログのタイトルにもした通り、設計事務所でもゼネコンでもない会社に勤めています。

この会社では資格を取っても評価は大きくなく、正直手当も世の中で言われるほどもらえません。

そのためこの会社に勤める限り、一級建築士コスパが悪い資格でした。

それでも資格を取るまで8回に渡り受験をし続けられたのは、色々な形でモチベーションが維持できていたからかも、と思い至りました。

そこで、ここでは私なりのモチベーション維持につながった点を2つ書きたいと思います。

①上司のことば

私には、お世話になった!と心から言える上司がいます。

その上司が実は若い頃から合計10回(もっとだったかな?)受験して、私の直属の上司でいた時に一級建築士を取った人でした。

目の前で仕事の忙しさにかまけず、40も過ぎて記憶力の低下に苦しみながら、それでもなんとか合格していました。

この人には仕事面で頭が上がらないのに、資格取得の苦労話でも私より遥かに上。

なので学科落ちましたの報告をしても、必ず「次また頑張ろう」と受ける前提の話になり、諦めるという選択肢がありませんでした。

でも、本当に気にかけてくれていること、応援してくれていることが伝わっていたので、この人に合格しましたと報告したいなぁ、という点が少なからずモチベーションになっていたと思います。

そういった生活の中、少しづつ勉強の仕方を工夫するうちに、勉強という行動自体を習慣化し生活の一部に落とし込めました。

上司の応援が継続につながり、継続が習慣を生み、習慣が知識に変わっていったのですり

②ライバルの存在

あなたにはライバルはいますか?

私は学科は一人旅でしたが、製図については社内の4つ下の後輩がライバルでした。

後輩は学科一発合格で同時期受験となり、私の前に立ち塞がったのです。

それを知ってからしょっちゅう妄想しました。

(仮に自分より年下の後輩が合格し、私は落ちたなんてことになったら、先輩としての威厳が…)

(会社で後ろ指さされる、噂話の格好のネタにされる、飲み会のいじりネタにされるに決まってる!)

とにかく、一人で受けて落ちたとき以上の落ち込み具合になること間違いなしでした。

だからやる気が出ない時は、この妄想を思い出し自分を追い込んでいました。

この妄想はネガティブなので健康的ではないかもしれません。

ですが事実、製図試験勉強中に疲れが出始める後半では、彼が受かって自分が落ちたら…というライバルを使った妄想が1番自分を鼓舞してくれたように思います。

試験勉強はマラソンと同じ?

7回目の学科試験の記事に書きましたが、私は東京マラソンを完走したことがあります。

先の2つのモチベーションになった出来事ですが、実はこれ東京マラソンを走っていて同じようなことを感じていたのです。
(この記事書いていて思い出しました。)

私個人としては特段走るのが好き、得意ではなく、走っている間は基本しんどかったです。

ですが走りながらいつの間にか気づいたことがあります。
・周りにライバルかいるから追いつけ追い越せと身体が動いた。
・スタートからゴールまで沿道に応援があったから心が挫けなかった。特に35km地点から。

他人に依存するようにも感じてしまいますが、これだけの負荷がかかる努力を、長い間一人の精神力だけで支えていくのは困難です。

身近な方でも、twitterなどのSNSでもいいと思います。
誰かをライバル・応援につけて、努力を継続させてください。