設計事務所やゼネコンじゃなくても合格できた一級建築士のブログ

奇跡的に取得できた一級建築士の資格について、合格までの軌跡を記録し、自分と同じ境遇の方に参考にしてもらえたらと思いはじめました。

一級建築士という資格を取るまで(学科1〜5回目編)

私の学科受験は計7回

うち4回は受験資格があり会社から受けろと言われたか流されて。
資格学校にもいかず勉強もそんなにしていない、ただ受けるだけの受験だった。

本気になって努力を始めたのは5回目。
キッカケは子どもが生まれてから。

ダラダラ受けてても受かる力が自分に無いことはわかった。
子どもが生まれて、夫婦の時間も自分の時間も減ると考えると、勉強している時間も無くなっていく。
はよ合格せねば。。。

勉強に向けた優先度の確認

そこから改めて考え直したのは、どうやって勉強時間を確保するか?
そして確保した時間でどう勉強するか?であった。

今までは、休日にまとまった時間が取れるときに過去問を中心とした勉強であった。
平日は仕事の疲れで勉強する気がなかった。
一週間もブランクがあったら、エビングハウス忘却曲線のとおり覚えたことも忘れてしまう。
だから毎日勉強をできる環境づくりが第一であった。


環境づくりのための前提条件はこんな感じ。

・1番大事なのは家族との時間。
⇒少なくとも子どもが起きている間は勉強しない。
・共働きなので家事育児も可能な限り折半。
⇒家に帰ったら皿洗い、風呂洗い、洗濯、こどもを風呂に入れる。休日は掃除、こどもと遊ぶ、も追加。
⇒でも1年間は育休で奥さん負担多めOK。
・今の会社の資格手当は微々たるものなので、学科から学校に通うというコスパの悪い事はできない。


この条件から、まず残された時間は、

・(平日休日問わず)早起きした朝の時間
・通勤、帰宅などの移動時間
・昼休み

などのスキマ時間だと理解した。


まとまった時間を勉強に充てないことに疑問を感じる方もいるかもしれない。
でも私の中での一級建築士は、どうしても取りたい資格だけど、人生の楽しみより優先するものではなかった。
だから可能な限り最小限の努力で合格したい、と考えていた。

勉強の仕方

この時点での手持ちの武器はこれ。
・過去問
・合格物語(自宅PCで使用)
・中古総合資格テキスト(PDF化、スマホ取込済)
・受験年度の法令集(線引き済)
・法規のウラ指導(法令集の線引き用)


5回目はこれらを駆使して、
・合格物語(家ではPC、外ではipadのリモートアプリを利用)
・過去問を1周
・わからない点をテキストで知識補完
法令集一通り線引き
(4回目までは線引きも適当だった)
と可能な限り勉強した、つもりでいた。

戦略ミス

あとから思えば、よくこれで頑張ったと言えよう、と恥じる限り。
過去問やテキストを1周したところでどこをよく間違えるか、何を理解していないかを把握せずに点数を取ることはできない。
法令集に線を引いたって、必要な情報をすぐ引き出せなければ宝の持ち腐れ。
全体で取る点数の計画もできていない。

結果、この年は合計87点だった。
(各項目の点数が残っていませんでした。この年の合格点は92点)
一般的に90点前後が合格点だと考えると、惨敗といっていい結果。


ただ、結果から見えてきたこともある。

・法規、構造の合計点数に10点は伸びしろが残っていた。
⇒取れていれば合格ライン突破してる?!
・計画の建物名称記憶は新出問題次第の部分があり運ゲー
⇒そこへの注力は止めて過去問に集中でして足切りだけ避ければOK。


ここから、新たに努力の方法を見直すことになる。