ゾーニング勉強のための塗り絵 with C
製図試験の基本、ゾーニング
ゾーニングということばから、私のように普段設計なぞしてない人間でも意味はわかります。
でも、ゾーニングをどう行えばいいのかは全くの別問題。
基礎にも関わらずここの理解が追いつかなかったことが、製図初年度の不合格につながったんだろうと考えています。
なにせ初年度は、7m✕7mグリッドで南北3〜4マス、東西6〜7マスをまず並べて箱を作り、その箱の中に要求室をどう並べればきれいに納まるだろうか、と考えるのが精一杯だったし、作図スピードにも不安があってエスキスはとにかく早く終わらせなきゃ、と考えてばかりだった。
(のちに作図スピードは半分はエスキス精度の問題だと理解しました)
そしてランクⅢで不合格になったあと、改めて製図試験の勉強をし直すにあたり、ゾーニングについて見直すことにしました。
2年目は長期・短期とも通学しないことに決めていたので、まずは「製図ウラ指導」を購入し、過去の標準解答例を見比べてみることに。
うーん、これだけではさっぱりわからない。
ゾーニング色塗り
そこで、標準解答例をA3用紙に出力して、利用者ゾーン、管理ゾーン、共用部、と色を塗って視覚化してみる事にしてみました。
塗りぬり、ぬりヌリ。
マーカーを使って色分けをしていたら、こどもが興味を持ちました。
「それお仕事?」
うーん、違うけど、将来的にお仕事につながるかな、と思いつつも「これは建築士の勉強だよ」と答えると、
「私もやりたい!」
と予想外の申し出が。
確かにこのときの状況、こどもから見たら…いや傍から見ればただの塗り絵を楽しんでいるおっさんの図でした。
せっかくの申し出なので、徐々に手先が器用になってきた当時3歳児に「ここを水色で塗ってくれる?」と頼むと、
「わかった!」
とやる気満々。
さっそく大胆な筆使いで塗り絵を始めた。
こんな感じで一生懸命集中すること20分。
「パパ、お仕事って大変だね」
と労われてしまいました。
いや、お仕事じゃなくて製図の勉強だし、本当のお仕事はもっともーっと大変だよ、と言いたかったけれど、それは20年後には変わっている価値観かもしれないし、変な植え付けをするのも嫌だったので止めました。
塗り分けてみた結果
各図面を色分けしてみて、結果感じたのは以下のことでした。
・(当たり前ながら)各ゾーンが概ね固まっていること。
⇒飛び地にならない。
・ゾーンが混在するときも、扉で仕切るなど何かしら配慮がされていること。
・共用部はボリュームの大きいメイン部から必要に応じて枝(廊下)が発生するイメージ。
・面積の大きな要求室は目立つ
⇒ここで変なミスすると採点に響くかもしれない。
・巷で流行りと言われていた塗り絵によるストレス発散効果。
・こどもと塗り絵は楽しい。こどもへの刺激にもなる?
⇒余談ですが、うちの子はこの後「カンドゥー」という職業体験施設に遊びに行った際、「建築士やりたい!」と興味を持つ様になっていました。